ケガをしたら?
🩹外傷(けが)をしたときの初期対応
~落ち着いて、まずやるべき7つのこと~
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① 【安全確保】まずは落ち着いて、その場を安全に
事故現場やスポーツ中なら、まず危険のない場所に移動しよう。
あわてて動くと、けがを悪化させることもあるよ。
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② 【観察】けがのようすをよく見る
・どこが痛い?
・血は出ている?
・はれている?
・動かせる?
けがの種類や重さを自分で確認しよう。誰かに見てもらうのもOK。
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③ 【洗浄】水でしっかり洗おう
すり傷や切り傷は、バイ菌が入る前に流水でしっかり洗うことが大事。
石けんでまわりの皮ふを洗うと、さらに安心。
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④ 【止血】血が出ているときは、しっかりおさえる
・きれいなガーゼやハンカチで強くおさえると血は止まる。
・止まりにくいときは、おとなや保健室の先生にすぐ相談。
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⑤ 【冷却】はれや痛みがあるときは冷やす
・ねんざや打ち身(打撲)には氷や冷たいタオルで冷やすと効果的。
・冷やしすぎには注意!(10~15分ごとに休憩)
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⑥ 【安静】無理に動かさない
・腫れや強い痛みがあるときは、動かさずに安静に。
・無理に動かすと悪化することがある。
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⑦ 【報告・受診】おとなに伝えて、必要なら医療機関へ
・保健室の先生、先生、家族など信頼できる人にすぐ相談。
・骨折やひどいねんざの可能性があるときは、整形外科などを受診しよう。
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✅ こむら返り・筋けいれんなどのときは?
・あわてずにゆっくりストレッチ(伸ばす)
・水分・ミネラル不足も関係しているので、スポーツドリンクなどを飲むのも有効
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💡覚えておきたい合言葉:「けがしたら、洗って止めて、冷やして休む」
田中整形外科医院 院長 田中 秀