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膝の老化を防ぐのはジョギング!

[2025.02.15]

【散歩よりジョギングがいい理由】と【変形がある人の注意点】

 

 

診察していて、すごく感じることがあります。
運動習慣をよく聞くのですが、膝が痛くて受診する人で「散歩しています」と答える方は意外と多いです。

運動は意識してやっているのに、レントゲンを撮ると、軟骨がすり減っている状態、“変形性膝関節症”になってしまっている場合がよくあります。


実は、散歩だけしていても、膝の変形の予防は不十分。
逆に、健康目的にジョギングしている人で、膝が痛いと来院された場合、変形している人はほとんどいません。
膝の老化を抑えるのは、散歩だけだと負荷が弱いんです。。

 

 

今日は、
膝の変形(軟骨のすり減り)を防ぐなら、散歩よりジョギング。
しかし、すでに変形がある人は注意が必要。という話。

 


⭐︎散歩よりジョギングがいい理由

 

膝の変形を予防するには、適度な衝撃と筋力強化が重要です。

 

・筋力がつき、膝を安定させる(大腿四頭筋の強化)
・軟骨の代謝が活性化(関節液の循環が良くなる)
・骨密度の維持・向上(骨を強くする)
・体重管理に効果的(膝への負担を軽減)
・バランス能力の向上(転倒予防にもつながる)

 

ジョギングのポイント


🏃ゆっくりペースでOK。無理せず始める
👟クッション性のあるシューズを選ぶ
🌱芝生や土の上を走ると膝に優しい

 

 

★すでに膝の変形がある人は注意

 

変形が進んでいる場合、ジョギングは膝に負担がかかりすぎることも。

 

❌ 軟骨がすり減り、痛みや炎症が悪化する可能性
❌ 衝撃を吸収できず、変形が進行するリスク

 

代わりにオススメの運動


・ウォーキング(速歩なら運動効果アップ)
・エアロバイク(膝に優しく筋力を維持)
・水中ウォーキング(膝への負担が少ない)
・スクワット(椅子を使えば負担が少ない)
・ストレッチや体操(関節の柔軟性を保つ)

 

軽度の変形なら工夫すればジョギングも可能

 

👟クッション性のあるシューズを履く
🌱土や芝生の上を走る(アスファルトは避ける)
🏃短時間・短距離からスタート
🙅‍♀️痛みが出たらすぐ中止し、無理しない

 

 

まとめ

 

・膝の変形予防にはジョギングが効果的
・すでに変形がある人は体重が膝にかかりすぎない運動を選ぶ。痛みがなければ、少しずつ負荷をあげるほうがベター。

 

 

膝の老化を抑えながら、いつまでも動けるからだづくりを!

 

田中整形外科医院 院長 田中 秀

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