当院の特徴
1.整形外科専門医による全人的医療
整形外科と聞くと、骨や関節、筋肉の治療を行うイメージが強いかもしれません。しかし、私たちは単に痛みを取り除くだけでなく、患者さん一人ひとりの生活背景や健康状態を総合的に考えた治療を提供しています。
例えば、同じ「膝の痛み」でも、原因は人それぞれです。加齢による変形性関節症、スポーツによる負傷、生活習慣による影響など、多くの要因が考えられます。単に痛みを和らげるだけでなく、再発予防・運動指導・栄養管理・ライフスタイルの改善 などを組み合わせ、患者さんが 「いつまでも動けるカラダ」 を維持できるようにサポートします。
また、当院では 「骨粗鬆症による骨折をゼロにする」 ことも重要な目標としています。骨強度の低下は自覚症状がないまま進行することが多いため、早期発見と適切な治療が重要です。当院では、専門医による診断と個別に最適な治療プランを提案し、将来の骨折リスクを減らすサポートを行っています。
痛みの治療はもちろん、その先の「健康で動ける未来」を見据えた医療を提供すること。
それが、当院が目指す 「整形外科専門医による全人的医療」 です。
2.充実したリハビリ環境
リハビリテーション治療は、運動器の機能が低下した状態、たとえば骨折、関節リウマチ、骨粗鬆症、変形性膝関節症のような関節が悪くなった状態、頸椎や腰椎が悪くなった脊椎疾患、スポーツによる運動器の障害、また頻度が多い腰痛、肩こりなどの運動器が障害されたときに行います。
低下した筋力や関節の動く範囲の改善を図り、歩行、階段などの日常生活動作の獲得や、障害された機能を回復し職場復帰などの社会活動ができるように、また、より高度な能力が必要なスポーツ活動への復帰を目指して行います。
健康寿命の延伸、介護予防を目的として、高齢者にロコモティブシンドロームを広く知ってもらい、足腰を強くして元気になっていただくことも運動器のリハビリテーション治療の一環です。
運動療法
医師の診断・処方に基づき、理学療法士・作業療法士をはじめとするリハビリスタッフが患者さまの状態に合わせてオーダーメイドのプログラムによる運動療法を行います。
物理療法
運動療法が行えない場合や運動療法の補助的に行うもので、電気療法、熱療法、牽引療法などの治療機器を用いて行います。
3.これからどうするか?を考える
当院は、ただ「今の痛みを取る」だけでなく、「これからどうするか?」を患者さんと一緒に考える病院です。
痛みや不調があると、どうしても「早く治したい」という気持ちが先行しがちです。しかし、治療の本当の目的は、症状を一時的に和らげることではなく、今後も健康に動ける体を維持することだと考えています。
例えば、膝の痛みで受診された場合、私たちは単に痛みを抑えるだけでなく、
☑︎なぜこの痛みが起こったのか?
☑︎これからどうすれば痛みを繰り返さずに済むのか?
☑︎将来、もっと不自由なく、動けるためにできることは?
といった視点で、一人ひとりに合った治療と予防策を提案します。
また、骨粗鬆症や加齢による筋力低下は、すぐに自覚症状が出ないことも多いですが、早めの対策が将来の健康を大きく左右します。 当院では、専門医による診断とともに、患者さんのライフスタイルに合わせた治療や運動指導を行い、「今」だけでなく「未来」も見据えた医療を提供します。
「今の痛みを治すだけではなく、これからどうするか?」
それを一緒に考え、行動に移せるようサポートするのが、当院の役割です。
副院長
1981年 | 久留米大学医学部卒業 |
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1981年 | 久留米大学病院整形外科医局入局 |
1984年 | 宮崎県立日南病院勤務 |
1985年 | 大牟田市立病院勤務 |
1986年 | 社会保険田川病院勤務 |
1991年 | 医療法人田中整形外科医院開業 |
副院長
資格
- はり・灸師
- 理学療法士
- サービス管理責任者
学会・研究発表歴
- 日本リハビリテーション医学会
- 日本重症心身障害学会
- 日本慢性期医療学会
- 日本慢性期リハビリテーション学会