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温めた方がいいか、冷やした方がいいか

[2025.02.22]

【よく受ける質問】
温めたほうがいいか、冷やしたほうがいいか。

 

痛みの種類によって、温めるか冷やすかが異なります。

 

 

❄️ 冷やしたほうがいい場合(急性の痛み・炎症)

 

☑︎打撲・捻挫・骨折などのケガ直後
☑︎腫れや熱を持っている場合
☑︎ぎっくり腰や急な関節痛

 

理由:
炎症(腫れ・赤み・熱感)があるときは、冷やして血流を抑えることで痛みを軽減できます。
👉 方法: 氷をタオルで包んで、20分程度冷やし、その後2時間ほど休憩を挟んで、また20分冷やすを繰り返す。

 

 

🔥 温めたほうがいい場合(慢性の痛み・血流不足)

 

☑︎肩こりや腰痛(慢性的なもの)
☑︎筋肉疲労や関節のこわばり
☑︎冷えによる痛み(神経痛など)

 

理由:
血流が悪くなっていると痛みが長引くため、温めて血流を促進し、筋肉の緊張をほぐすと効果的。


👉 方法: カイロ・入浴などでじんわり温める。

 

 

🚨 迷ったら?
 1. 腫れて熱を持っている→冷やす❄️
 2. こわばって動かしにくい→温める🔥
 3. 冷やして痛みが増すなら温める、温めて痛みが増すなら冷やす(症状に合わせて)

 

 

💡 例外的なケース:
☑︎関節リウマチや神経痛 → その日の症状で判断(炎症があれば冷やす、こわばりなら温める)
☑︎スポーツ後の筋肉痛 → 運動直後は冷やす、その後は温めるのが効果的

 

 

まとめ


・ケガ直後や炎症は「冷やす」
・慢性のこりや冷えは「温める」
・判断に迷ったら、冷やしてみて痛みが増せば温める

 

痛みが強い場合は、無理せず医療機関で診てもらいましょう!

 

 

ちなみに
湿布は冷やしたり温めたりする効果はほぼなし!

 

☑︎冷湿布 → メントールで冷たく感じるだけ。実際に冷却はしない。
☑︎温湿布 → 温感成分で温かく感じるだけ。実際に温める効果は弱い。

 

🔥温めたいなら入浴や蒸しタオルで15分ほど温める。冷やしたいなら氷や保冷剤を使うのが効果的!

 

田中整形外科医院 院長 田中 秀

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