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骨粗鬆症薬に頼らない方法

[2024.01.28]

原発性骨粗鬆症
薬に頼らない方法(私見あり)

 

骨粗鬆症になると、骨が脆く、軽微な外傷(立っている状態からの転倒)だけで、太い骨が折れてしまいます。大腿骨近位部、骨盤、腰椎、上腕骨、橈骨など。若い方ではなかなか折れない部位を骨折してしまいます。怖いのが、それらの部位(特に腰、下肢)を骨折してしまうと、姿勢が悪くなったり、歩行状態が一気に悪化します。するとまた骨折をしやすくなります。さらに骨粗鬆症は加齢とともに悪くなっていく病気です。

 

骨粗鬆症の治療には、内服、注射があります。基本的には年齢とともに悪化していく病気ですから、一度始めると治療をやめれるタイミングは僕はほぼないと思っています。骨粗鬆症にならないようにすること、なったとしても生活習慣を変えることができれば、もしかしたら薬に頼らないですむと思いますので、その対策法を説明します。

 

①運動 ※これがなにより大事
骨に刺激を与える。男性ホルモンを出す(閉経後女性も)。筋肉をしっかり使い、マイオカインを出す。転倒予防。
→散歩だけでは全然弱いと感じていて、スクワットなど筋力トレーニング、ジョギング、ジャンプ動作があるダンスなど中〜高強度の運動が必要と思います。また姿勢も重要で、背筋運動を。
トランポリンをしていて、骨吸収マーカー(高いとよくない)が落ち着いている人もいます。

 

②栄養素
ビタミンD、これが一番大事な栄養素。
摂取したカルシウムの吸収を助けるビタミンD。そして吸収されたカルシウムが骨に吸着するにはビタミンK(納豆!)の作用が必要です。

カルシウムと同時にマグネシウムを補充(大豆、豆類、海藻、アーモンド)。実はマグネシウムも骨の構成成分。カルシウムとマグネシウムが1:1になるように摂取するのが理想とされています。

 

リンの過剰摂取を控える
リンも骨の成分で、欠乏は骨が脆くなりますが、現代人は過剰摂取が多いです。加工食品には「リン酸」「リン酸塩」「縮合リン酸塩」などの形で、食品添加物として使用されています。清涼飲料水や加工肉に添加され、酸味づけ、結着剤、膨張剤などの役目を果たしています。加工食品を多用するとリンの過剰摂取になり、カルシウム摂取量とのバランスが崩れ、骨形成を妨げます。また腎機能の低下を招きます。摂りすぎに注意しましょう。

 

骨の鉄筋部分は骨質といって、コラーゲンであり、実はたんぱく質、鉄、ビタミンCなどでできています。たんぱく質は筋肉だけでなく、骨の材料でもあり、骨折した場合は、たんぱく質、鉄、ビタミンCを多く摂るといいと思います。

 

そしてそのコラーゲンを変性させてしまうのが、「糖化」という現象。過剰な糖がたんぱく質を変性させ、AGEs(糖化最終産物)という老化物質をつくってしまいます。糖質を摂りすぎず、食後高血糖を抑える食生活を意識する必要があります。

 

③腸内細菌叢
特定の乳酸菌(LGG株など)が、乳酸を産生し、腸内環境を整え、Clostridium属菌を増加させることにより酪酸産生を促進し、制御性T細胞を活性化させ、骨新生にかかわります。要するに腸内細菌叢も影響しますので、腸活をするに越したことはありません。

 

まとめ
骨粗鬆症にならない、治すためには、中〜高強度の運動。ビタミンD、カルシウム、マグネシウム、たんぱく質、ビタミンC、鉄、あと亜鉛、ビタミンB群も積極的に摂ったほうがいい。リンは摂りすぎない。糖質も摂りすぎない。腸活が必要かと思います。ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください😊

田中整形外科医院 院長 田中 秀

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