本書きましたイベントしました
院長の田中 秀です。私たち医療従事者が果たすべき役割の一つに、地域社会への貢献があります。それは単に医療サービスを提供するだけでなく、住民の健康リテラシーを高めることで、病気の予防や健康増進を支援することに繋がります。私自身、日々の診療を通じて、その重要性を痛感しています。その思いから、私の考えや学んできたことを形にした書籍『30代からのアンチエイジング』を執筆し、さらに地域イベント「ファミリーフェスタ」を開催しました。
⭐︎書籍『30代からのアンチエイジング』執筆の背景⭐︎
“予防に勝る医療はない”
現代社会では、健康への意識が高まる一方で、具体的な実践方法を知らない方が多いと感じています。特に30代以降は、生活習慣やストレスが身体に与える影響が顕著になり始める時期です。そのため、年齢を重ねながらも健康でいきいきとした生活を送るためには、若いうちからアンチエイジングを意識した習慣を取り入れることが重要です。
本書では、血管、神経、筋肉、ホルモン、骨、酸化ストレス、糖化ストレスといった多面的な目線で、健康寿命を延ばすための実践方法を提案しました。また、仕事や家庭、趣味など、人生を楽しむために必要な「健康の軸」を築く重要性を伝えています。出版を通じて、多くの方にアンチエイジングの大切さを知ってもらい、実生活に取り入れていただければという願いを込めています。
⭐︎子ども向けイベント「ファミリーフェスタ」の可能性⭐︎
予防を広めていきたいのですが、講演だけしていても、無関心層には届きません。地域の健康リテラシーを向上させるためには、住民の方々が楽しみながら学べる場を提供することが重要です。その一環として、「ファミリーフェスタ」を開催しました。子どもたちが職業体験を通じて医療や健康について興味を持つきっかけとなり、そして大人の方々にも健康について少し考える機会になればいいなと思っています。
特に職業体験は好評で、未来の医療従事者を目指す子どもたちや、普段医療現場に触れる機会が少ない親子にとって、医療が身近に感じられる貴重な機会となったと感じています。また、地域の方々と直接交流することで、クリニックとしての存在意義を再認識する場にもなりました。
⭐︎地域と共に健康を育む⭐︎
医師として、クリニックの運営者として、そして地域住民の一人として、これからも地域と共に歩む医療活動を続けていきたいと思います。書籍やイベントを通じて、住民の方々が健康をより身近に感じ、日々の生活に活かしていただけるよう、今後もさまざまな取り組みを模索していきます。
健康リテラシーの向上は、地域全体の医療費削減や健康寿命の延伸にも繋がる重要な課題です。このような活動が、医療と地域社会を結びつける一助となれば幸いです。
これからも「地域の健康を支えるクリニック」として、新しい挑戦を続けていきます。