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骨粗鬆症について

[2023.07.07]

骨粗鬆症を放っておくとどうなる?

骨粗鬆症は一般的に進行性の疾患であり、加齢とともに骨強度は下がっていきます。
しばしば無症状で進行するため、骨粗鬆症になっていると気づかず、大腿骨や脊椎など重要な部位の骨折を起こし、回復が難しくなることがあります。

骨粗鬆症を放置するとどうなるか?

1.骨折のリスク増加
骨粗鬆症は骨の強度が低下するため、ただの転倒でも骨折が起こりやすくなります。そして怖いのが、骨粗鬆症治療をしないと骨折を繰り返す方が多々います。2.身体機能の低下
骨粗鬆症による骨折や姿勢の変化は、身体の機能を低下させます。痛みや体の動きが悪くなり、日常生活の活動能力や運動能力が低下することがあります。

3.慢性的な痛み
骨粗鬆症による骨折や骨の変形は、慢性的な痛みを引き起こすことがあります。特に脊椎骨折の場合、背中や腰の痛みが長期間続くことがあります。

4.身体的変化
骨粗鬆症による脊椎の変形や背骨の圧迫骨折は、身体的な変化をもたらすことがあります。身長の減少、背中の丸まり、胃や肺の圧迫などが起こったりします。

骨粗鬆症の治療で難点なのは、治療を中断する方が比較的多いこと、骨粗鬆症治療を甘く見られがちな部分があることです。

原因として、多いのは、
・加齢:年齢とともに骨密度は減少し、骨粗鬆症のリスクが高まります。特に女性は閉経後の更年期に骨密度の急速な減少が見られます。
・ホルモンの変化:女性の場合、卵巣機能の低下に伴いエストロゲンの分泌が減少します。エストロゲンは骨の形成を促進するため、その減少が骨粗鬆症の発症に関与します。男性でもテストステロンの低下が骨粗鬆症の原因となる場合があります。
・遺伝的要素:遺伝的な要素も骨粗鬆症の発症に関与しています。家族歴がある場合、骨粗鬆症のリスクが高まる可能性があります。
栄養不良:カルシウムやビタミンDの不足は骨の健康に影響を及ぼし、骨粗鬆症のリスクを増加させます。
・生活習慣:喫煙や過度のアルコール摂取は骨の健康を損なう可能性があり、骨粗鬆症のリスクを高めます。
・慢性的な疾患:長期間のステロイド薬の使用や炎症性腸疾患、関節リウマチなどの慢性的な疾患も骨粗鬆症の原因となる場合があります。

60歳以上の方は骨密度の定期的な検査をおすすめします☺️

当院では、骨粗鬆症と診断した患者さんには治療の有無に関わらず、定期的に骨密度検査、血液検査を促しています。8月より予約システムを導入し、検査日を忘れないように通知が届くようにもなります。

田川の骨粗鬆症による骨折をかぎりなく少なくできたらいいなと考えています。

田中整形外科医院 院長 田中 秀

 

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