骨がもろいとは？

脆弱性骨折について説明します。

 

脆弱性骨折とは、軽微な外力により発生した骨折です。

軽微な外力とは、立った姿勢からの転倒かそれ以下の外力のことをいいます。

 

脆弱性骨折とは、転んで手をついた、重たいものを持ち上げた、尻もちをついたなど、若い方では折れないような外力による骨折です。

スポーツなどで繰り返される負荷による疲労骨折や何度も強い咳をして起きた肋骨骨折などは入りません。

 

とくに背骨（脊椎椎体骨折）、脚の付け根（大腿骨近位部骨折）、手首（橈骨遠位端骨折）、肩（上腕骨近位端骨折）は骨粗鬆症を疑います。

骨粗鬆症による骨折は、多くの方が繰り返しますので、検査・治療をお勧めします。

 

田中整形外科医院　院長　田中　秀